未訳本『ナンパの技術』 モテキャラ4 洒落男

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ザ・ゲーム 』に登場したナンパ本の古典、『ナンパの技術』続きです。

イントロで紹介された、9つのモテキャラの解説です。

前々回は放蕩者型、そして前回は理想の恋人型

今回のモテキャラは、洒落男です。

訳語直しました。「ダンディ」改め「洒落男」です。

 

社会で生きていくうえでは、

我々はどうしても、与えられた役割を演じる必要があります。

主婦、会社員、父親、医者、彼氏、若者、そして女性、などなど。

だからこそ、どの役割にも属さないような人の中に自由を見出し、

そして、彼/彼女に憧れるのです。

「洒落男」は男性的であり、女性的であり、

その境界線を自由に行き来することで、

人を惹きつけるのです。

 

今回紹介される「洒落男」の例は、

ルドルフ・バレンティノ。

『偉大なるギャツビー』に象徴される狂乱の1920年代に、

ハリウッドスターとして活躍した人物です。

彼は元々ダンサーで、

女性的な繊細さと男性的な荒々しさの両方を兼ね備えていました。

 

もう一人は女性思想家、ルー・アンドレアス・ザロメ。

『ツァラトゥストラかく語りき』で有名な、ニーチェに求婚された女です。

当時は哲学やら文学やらってのは冷静で理知的な男性がやるもので、

その議論に参加できるかわいい女の子ってのは、

言ってみりゃ「可愛すぎる重量挙げ選手」みたいなもんだったんですね。

彼女もまた、男性的なイメージと女性的なイメージを併せ持つことで、

当時の思想家たちを片っ端から恋の病にブチ落としてます。

Ne-YoもMiss Independentって歌ってますね。

あのイメージでしょうか。

本田翼みたいなボーイッシュ女子とか。

 

彼らは、恋愛のパターンを逆にしてしまいます。

歌って踊って愛嬌振りまくジャニーズ(彼らはルックスも女性的ですよね)に

女性が夢中になったり、

田中陽子ちゃんや楢本光ちゃんががピッチで戦ってるのを、

我々男性がきゅんきゅんしながら応援したり、とか。

 

で、ここで上げたように、

現代社会では昔みたいな「男らしさ」「女らしさ」は、

だいぶなくなってきてるんですよね。

かわいい男子や強い女子も当たり前になってる。

でも、どんなに社会が変わっても、性別による役割は必ず存在するんです。

かわいい男子とカッコいい女子はどんなに突き詰めても同じにはならんのです。

「洒落男」の肝は、役割の境界線上を行き来することなので、

現代の男に求められているモノ、現代の女に求められているモノ、

これを冷静に見つめてですね、そこを行き来できれば、

貴方も「洒落男」の仲間入りです。

 

他に重要なポイントとして、

やはり「洒落男」の洒落はオシャレの洒落ですから、

見た目って大事なんですよね。

他人とは違ったカッコをする。

でも、注意しないといけないのが、

ピーコックセオリー的な注目の集め方はしちゃダメなんです。

なぜ人は「洒落男」に憧れるか、というと、

役割に縛られない姿が自由に見えるからです。

だけど、頑張って奇抜なカッコして目立とうとするって、

全然自由じゃないですよね。

だから、あくまでさりげなく、

なおかつ、自信たっぷりにちょっと変わったカッコをするのです。

役割を演じてる人たちってのは、

自分に自信が無くて不安だから、与えられた役割を演じるわけです。

なので、役割を演じてないのに自信たっぷりな人がいたら、

一発で憧れちゃうわけですね。

 

それから、「洒落男」の魂として、

「人生に対する態度が違う」という点が挙げられます。

社会や地位や崇高な目的には興味がなく、

ひたすら美と快楽を追求します。

なので、女にも権威にも決してこびない

で、媚びないからこそ、女も社会も彼に惹かれるのです。

 

我々がどんなに努力したところで、

女の考えることは分からないように、

女もまた男の考えることは分からん、と考えています。

だからこそ、

ある男が他の男と違って、自分と同じ考えを持ってくれていると、

非常に嬉しいわけです。

ザ・ゲーム 【30デイズ】 ―極上女を狙い撃つ』にも出てきた、

猫と糸のたとえのように、

自由で美しく誰にも媚びない遠い存在のあの人が、

自分と同じ考え、センスを持っている!ってなると、

もう一発で恋に落ちちゃうわけですね。

しかも、フロイトによれば、

人は誰でも本質的にはバイセクシャルだといいます。

(戦国武将の間でホモセックスが流行ってたのは有名だよね!)

それが時代によって、ホモOKだったりNGだったりするわけで、

当然NGの時代には、誰もが無意識に同性愛の欲望を抑圧してる。

だから、異性でありながら同性の雰囲気・要素を持っている人はモテるのです。

日本ハムファイターズの谷口選手なんて、可愛すぎるスラッガーですからね。

ありゃあスターだわ。

 

最後に恒例の「洒落男」になるリスクについて。

ここでも、当然のように同性からの嫉妬、攻撃があります。

また、天然の「洒落男」は自分のイメージに苦しんだりもします。

(『ハッピーマニア』でへなちょこ青年を好演した金子賢さんが、

いまゴリマッチョ格闘家になってるのはコレだと勝手に思ってます。

あと、中性的な文学青年然としていた窪塚洋介さんが、

ホモ厳禁のレゲエカルチャーで活躍してるのもコレだと思います。)

それから、「洒落男」の魅力でもある横柄さが、

応援者を失って破滅するきっかけになったりもします。

 

以上です!

 

次回は、「自然児」だぜ!

 

 

相席屋 やれる

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